自分の人生に確かな基準を・・・Wish Listとは違う!ミッション・ステートメントを書きました
人生迷子
ちっちゃな頃から泣き虫で
若い頃から、人生に迷いっぱなしです。
生理が近づけば情緒不安定になり涙が止まらず、プリクラに「解脱したい!」とコメントを書くような女子高生でした。
好きな教科は倫理と歴史でした。色んな人が色々悩んで考えて生き抜いていくストーリーを読むのが好きでした。
そんな私も何とかかんとか社会に出て、酸いも甘いも嚙み分けていい大人となり、最近は泣くことも年に2〜3回くらいかな・・・というところです。
本当に幸運なことに私のことを理解してくれる良き伴侶も得て、今はそれほど人生に迷ってはおりません。
自己啓発本のススメ
ただし、人生について考えるのは、今でも好きです。
ここ数年は自己啓発本をよく読むようになり、先日、ずーっと読破してやりたい!と思いつつ、読みかけては最後まで辿り着かず・・・ということを繰り返していた『7つの習慣』をついについに読了しました。
小説であればいくらでも読めるのですが、それ以外の本はなかなか読み進めるのが苦手でしたので、20代までは小説ばかり読んでいました。
30を過ぎたあたりからは、それ以外の本も読めるようになりたいと思い、スラスラ読めないながらも何とかちまちま読んでいました。(この間、『7つの習慣』は何度も挫折。)
そうしましたら今年に入って、何だかスイッチが切り替わったのです。
自己啓発本も普通に読めるようになりまして。慣れですかね?
遂に長年の目標だった『7つの習慣』も読めたのです。
その本の中で、ミッション・ステートメントを作成することが推奨されておりまして。
実践は大事です。
考えに考えて作成したので、ここに残しておくこととします。
ミッション・ステートメントとは何ぞや?
自己啓発本『7つの習慣』とは
ミッション・ステートメントとは、自己啓発本『7つの習慣』で書くことが勧められている自分の信条や理念を表明したものです。
『7つの習慣』は、人が真に成功するためのバイブルとして、多くの著名人に読まれています。(本の前書きにもたくさんの方のコメントが掲載されています。)
小手先の技術を使った個性主義ではなく、原則(公正、誠実、勇気、正義など…永続的な価値)に従った人格主義によって、人は成功を成し遂げることを主張しています。
具体的な「7つの習慣」とは、第1の習慣:主体的である、第2の習慣:終わりを思い描くことから始める、第3の習慣:最優先事項を優先する、第4の習慣:Win-Winを考える、第5の習慣:まず理解に徹し、そして理解される、第6の習慣:シナジーを創り出す、第7の習慣:刀を研ぐ、から成ります。
その一つ一つについての解説は大変長くなるので別の機会に譲るとして、今回のテーマであるミッション・ステートメントは、第2の習慣:終わりを思い描くことから始める、にあります。
ミッション・ステートメントは「個人の憲法」
終わりを思い描くことから始める習慣を身につけるのには、個人のミッション・ステートメントを書くのがもっとも効果的、とされています。
個人のミッション・ステートメントには、どのような人間になりたいのか(人格)、何をしたいのか(貢献、功績)、そしてそれらの土台となる価値観と原則を書きます。
ミッション・ステートメントは、その人にとって揺るぎない基準=憲法となって、人生の重要な決断を下すときの基礎となります。
何か困ったことがあっても、感情に流されずに日々の生活を営む拠り所になるので、不変の強さを与えてくれます。
Wish Listや、毎年の目標ややりたいことはたまに書きますが、自分がどうあるべきかの基準は書いたことがありませんでした・・・!
目からウロコです。
イメージしにくいかも知れないので、本に載っていた個人のミッション・ステートメントの例を載せておきます。
まず家庭で成功しよう。
神の助けを求め、それにふさわしい生き方をしよう。
どんなことがあっても正直でいよう。
お世話になった人たちの恩を忘れずにいよう。
判断を下す前に双方の言い分を聴こう。
他人の忠告に素直に耳を傾けよう。
その場にいない人を擁護しよう。
誠意を持ち、なおかつ強い決断力を持とう。
毎年何か一つ新しいことを身につけよう。
明日の仕事は今日計画しよう。
待ち時間を有意義に使おう。
常に前向きな姿勢でいよう。
ユーモアを忘れないようにしよう。
職場でも家でも規律正しくいよう。
失敗を恐れず、失敗から学び成長の機会を逃すことだけを恐れよう。
部下の成功を助けよう。
自分が話す二倍の時間、人の話を聴こう。
異動や昇進を気にせず、今ここにある仕事に全ての力を注ごう。
ちょちょのミッション・ステートメント
ミッション・ステートメントは個人個人によってバラバラです。
私は”憲法”というイメージから、第○条の形式にしてみました。
第1条
私は、変えられるものと変えられないものについて、正しく判別するよう努めます。そして、変えられるものについては、勇気を持って変えていき、変えられないものについては大らかな心で受け容れます。
第2条
私は、どんなときも全てのものに感謝をし、生きていることを喜びます。いつも穏やかで動じず、笑顔を忘れないようにします。
第3条
私は、自分に無限の可能性があることを信じ、世の中の発展のために、自分の能力を最大限発揮します。変化を恐れず、新しいことにチャレンジをし、自分の人生や他者の人生をより豊かなものとするよう努力します。
第4条
私は、新しい知識の習得を怠らず、常に成長していけるよう自己研鑽に励みます。積極的な言葉を使い、態度、行動に反映させます。
第5条
私は、奉仕の心を忘れず、困っている人を助け、寄り添うことに力を尽くします。他者に対して公平な態度を取り、自分の行動によって、他者の人生に良い影響を与えます。
第6条
私は、他者が自分と違うことを受け容れ、多様性を大きな利点と見ます。他者の悪口を決して言わず、他者のポジティブな面を見ます。他者の態度や言動に反応せず、自分の影響の輪の中にあることだけに注力します。
第7条
私は、自分の身体が資本であることを忘れず、メンテナンスを怠りません。適切な食事・運動・睡眠の確保と、マインドフルネスの実施により、身体と精神の健康を保ちます。
第8条
私は、美しい姿勢、美しい言葉遣い、清潔感のある身だしなみを意識し、そのことにより内面も美しくあることを意識します。また、身の回りの整理整頓を怠らず、自分の思考も常に整頓された状態でいます。
第9条
私は、自分の良き理解者である夫、両親、兄弟や家族、友人たちを大切にし、常に愛と感謝を伝えます。
第10条
私は、判断に迷ったときには、常に自分の良心に従って行動します。
まとめ
かなり高い理想ではありますが、自分が大切にしたいことがまとめられました!
たまに声に出して読んでみたりしたら良さそうです。
特に、常日頃から人にイライラしがちなので、そんなときは第6条を思い出して、他者を受け容れる気持ちを呼び起こしたいと思います。
ちなみに、第1条はニーバーの祈りを元にしています。
神よ、
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。
大好きな言葉です。
私は特定の宗教の信者ではないのですが、宗教の教えの中にも、教えられることがたくさんありますよね。
それはさておき、人生に悩んでばかりの方は、Wish Listだけじゃなくて、ミッション・ステートメントを書いてみるのも良いかも知れません。